去る5月3日、4日の2日間、「第64回博多どんたく港まつり」が開催されました。
「博多どんたく」は、わが国の古い民俗行事の「博多松囃子」(国重要無形民俗文化財)を起源とし、第二次世界大戦中の中断をはさみ、戦後の昭和21年5月に「松囃子」と「どんたく」が復活するとともに、戦後の傷が癒えない博多のまちに「どんたく」の“おはやし”を鳴り響かせながら練り歩いたことで、博多の復興に大きな勇気を与えたそうです。
博多警察署も「博多松囃子」(三福神、兒(ちご)流)、「博多高砂連」の表敬を受け、伝統と歴史の重みを体感するとともに、今後も市民の皆様が安心して祭りを楽しんでいただけるようにしっかりと治安対策に取り組まなければ、と決意を新たにいたしました。
両日ともに博多区から中央区までパレードが行われ、また各ステージでは色々な催しがあり、2日間で約235万人が国内外から訪れたと発表されています。
このように多くの皆様が集まるイベントや場所においては、通例として雑踏事故や事件等が発生しやすいということもあり、博多警察署におきましては、過去の事故等の発生状況なども分析・検討し、綿密に体制を構築した上で、博多どんたくの警備を実施いたしました。
おかげさまで大きな事件や事故もなく、市民の皆様には安心して祭りを楽しんでいただけたのではないかと思っております。
また、どんたく開催中の交通規制や事前準備などで多方面の方にご不便をおかけしたことと思いますが、皆様の警察活動に対するご理解とご協力について改めてお礼を申し上げます。
どうもありがとうございました。