皆さんこんにちは、小倉北警察署長の磯辺芳文です。
本日(7月21日、日曜日)小倉祇園祭の最終日を迎え、先ほど太鼓総見が終了したとの無線が入りました。
これから、わっしょい百万夏祭りの警備もあります。最後まで、お祭りに見えられた方々が安全に安心して楽しめるよう、主催者と協力して、各種対策に取り組みたいと思います。
7月16日、火曜日には、2つの祭りの主催者を警察署にお呼びして、露天商の責任者から暴力団排除宣言をしていただきました。子供さんをはじめ、ご家族のお祭りの楽しみである露店から暴力団を完全に排除するということは、安全で安心して参加できるお祭りに直結するものと思います。
また、小倉祇園祭の警備にあたる署員に対して、保存振興会の樽井副会長、新井事務局長、久間様に太鼓の実演を含む教養をしていただきました。国指定重要無形民俗文化財に指定されるまでの経緯、将来の小倉祇園太鼓を担う子供たちへの思い、今後の展望までお話しいただき、署員も警備への気持ちを新たにしました。
その他、個人的には、7月20日、土曜日に、服部知事、武内市長、天本区長と太鼓を叩かせていただきました。小倉ご出身の服部知事をはじめ私以外の3人は流石のバチ捌きでした。私も米町1丁目さんや古船場町さんに稽古をつけていただき、何とかその成果は発揮できたのではないかと思っています。皆さん、ありがとうございました(カンは難しかったです。)。
7月の初旬には大雨警報等が発令されましたが、幸い、人的、物的被害は確認しておりません。ただ、まだまだ油断は禁物ですので、平素からの災害への備えをお願いいたします。
また、7月には三本の感謝状を出させていただきます。
1つは、窃盗被疑者を確保してくださったゲームセンターの女性店長さん、2つは、飲酒運転の被疑者を追跡し、確保してくださった20代の男性、3つは、認知症を患う高齢者に声をかけ、保護してくださった女性タクシードライバー。
いずれの事案も小倉北区の安全・安心の確保に大きく寄与していただくものでした。ありがとうございました。
このように皆様方のご協力により、小倉北区の安全・安心が確保されているものと考えております。本当に小倉の街は以前に比べて格段に治安が良くなったというお話をいろいろな方が言ってくださいます。
そこで、小倉北区の20年間の安全・安心の確保に向けた取組を振り返り、地元住民の方、地元企業の方、自治体の方、そしてボランティアの方等のお陰で、いかに小倉の街が安全になったかということを警察が持っている数値でお伝えしたいと思い、10月にイベントを計画いたしました。
小倉北区役所さんと共催で、リバーウォーク6階で「安全・安心、暴力追放大会in KOKURA(仮称)」を開催し、私から参加者の皆さんにこの20年間の治安状況について説明させていただきたいと思います。私の話だけではあまり面白くないと思いますので、警察音楽隊や小倉祇園太鼓の演奏、ジュニアのチアリーディング、高齢者のよさこい節等を披露していただき、楽しいイベントにしたいと思っています。詳細は、今後、いろいろな媒体でお知らせしたいと思いますので、是非、ご参加いただきたいと思います。
今後も小倉北区に関わる方々のご意見を伺いながら、しっかりと備えをして、戦略的な警察活動を展開していきたいと考えています。
これからも約500人の署員が、ONE FOR ALLの精神で、ONE TEAMとなり、小倉北区に関わるすべての人々の安全・安心の確保に向けて、全力を尽くして、各種業務に取り組むよう、バランス感覚を持ち、舵取りをしてまいりたいと思います。