明けましておめでとうございます。小倉北警察署長の磯辺芳文です。
 皆様方におかれましては、輝かしい新年をお迎えになったことと思います。
 今年は蛇年、年男です。脱皮して、新しいことにチャレンジできるよう頑張りたいと思います。令和7年、2025年もよろしくお願いいたします。
 12月中の警察署での出来事等についてお伝えいたします。
 12月2日月曜、小倉駅のペデストリアンデッキでの盗撮事案の検挙に協力してくださった男性と、飲酒運転の未然防止に協力してくださった女性に感謝状の贈呈をさせていただきました。このような一般の方の勇気ある通報が、小倉の街の安全・安心の確保に大きく貢献しているものと思います。
 また、この日は、令和6年最後の警察署協議会が開催され、当署の治安対策について協議会委員の皆様に報告するとともに、警察署運営に関する貴重なご意見をいただきました。
 4日水曜、JR九州小倉駅さんが主催する「飲んだら列車でプロジェクト」の発足式に参加いたしました。発足式に先立ち、小倉駅構内で流れる構内放送の録音もさせていただきました。飲酒運転の撲滅に少しでも役に立てばと思います。
 10日火曜、警察署の全体会議において、各部門の令和6年5大ニュースの発表が行われました。1位を抜粋しますと、生活安全部門「安全・安心、暴力追放大会inKOKURAの開催」刑事部門「平成29年清水で発生した死者6人を伴う現住建造物放火事件の被疑者検挙」地域部門「街頭犯罪抑止強化月間の成果が県下ナンバー1」等でした。
 13日金曜、午後8時からの小倉中央校区夜間パトロールに参加しました。途中小雨がぱらつく中、20人を超える皆さんで校区内を徒歩で警戒しましたが、このようなボランティア活動をされている方々が小倉は特に多いと思います。12月は年末の警戒活動の強化の一環で、全25校区の活動に警察幹部をはじめとする署員を派遣し、地域住民の皆様と協働した活動を行いました。
 18日水曜、繁華街における暴追パレードを行いました。参加者全員で14日土曜、小倉南区内のファストフード店で発生した殺人事件の被害者に黙とうを捧げた後、極寒の中、武内市長に小倉北区内の安全・安心の確保に対する力強いメッセージを発信していただきました。その後、大津北九州市警察部長にも参加していただき、令和6年最後の通算212回目となる暴力追放パトロールを実施いたしました。このパトロールは急遽、繁華街の特別警戒のため、福岡市内から来てくれた第一機動隊の隊員30数名も参加してくれました。
 24日火曜、交番責任者等11人を中心とした検討会を行いました。同会には、警察本部から地域総務課の管理官以下がオブザーバー参加され、当署の最前線で活動する交番等の責任者が、自分の管轄する地区の安全・安心の確保のため、どのような戦略を持って取り組んでいるかという検討状況を視察されました。
 7日土曜、22日日曜、署員の結婚披露宴に招待していただきました。昨年は私の次男の結婚披露宴も7月にありましたが、結婚披露宴は何度出席しても違う感動があるものだなあと実感しております。
 12月14日に小倉南区で発生した中学生に対する殺人等事件は、全国を震撼させるような大事件でした。警察本部捜査第一課特捜員等の不眠不休の捜査により、5日後の19日に被疑者は逮捕されましたが、住民等の皆さんの不安は想像を絶するものであったと思います。隣接警察署である当署も小・中学校の登下校時の警戒を全署体制で行うとともに、商店街、繁華街の不安解消のため、本部から機動隊員が来て、安全・安心の確保のための警戒に当たってくれました。
 私も数日、7時30分からの登校警戒に従事しましたが、学校の先生、地域住民、その他ボランティアの方々の献身的な活動に頭が下がりました。
 これからも引き続き、皆様が安全で安心して生活できるよう努めてまいりたいと思います。
 令和7年、2025年が始まりました。今年も署員がメリハリをつけて勤務ができるよう配意し、小倉北区に関わる方々のご意見も伺いながら、しっかりと備えをして、戦略的な警察活動を展開していきたいと考えています。
 これからも約500人の署員が、ONE FOR ALL の精神で、ONE TEAM となり、小倉北区に関わるすべての人々の安全
・安心の確保に向けて、全力を尽くして、各種業務に取り組むよう、バランス感覚を持ち、舵取りをしてまいりたいと思います。
 追伸~12月から1月初旬にかけて、浴室、浴槽で亡くなられる事案が頻発しております。大半がご高齢の方です。ヒートショックによる事案を防ぐために、対策を検討され、くれぐれもご注意いただきたいと思います。
 



   

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