危ない!過積載運転
交通事故ゼロをめざして過積載を絶滅しよう!
危ない!過積載運転
Q 過積載運転の危険性は?
自動車の積載重量をオーバーした過積載違反(積載物重量制限超過)は、次のような運転陣害を発生させ、重大な交通事故の原因となり、非常に危険です。
- ブレーキのききが悪くなり、制動距離(ブレーキペダルを踏んでから停止するまでの距離)が長くなります。
- カーブなどで急ハンドルを切ると、荷崩れを起こしやすくなります。
- ブレーキに負担がかかることで、フェ一ド現象(ブレーキオイル内に発生した気泡のため、ブレーキペダルを踏んでもブレーキに力が伝わらない現象)を起こし、ブレーキが全く効かなくなります。
- 道路の損傷・破壊(亀裂など)の原因となります。
Q 運転者などの責任は?
過積載違反は、運転者・使用者のほか荷主なども責任を負うことになります。
- 運転者の責任
- 道路交通法の一部改正(平成6年5月1日)により、過積載違反の罰則が改正前の2倍に強化されています。
- 使用者の責任
- 過積載運転について、使用者が必要な運行管理を行っていないときは、公安委員会は使用者に必要な処置を講じるための指示を行います。この指示の後、1年以内に過積載違反が行われたとき、あるいは、使用者が過積載運転を命じ又は容認したときは、公安委員会はその自動車の運転禁止の措置をとることになります。
- 荷主などの責任
- 荷主などは、運転者に過積載運転を要求したり、過積載運転になることを知りながらその積載物を売り渡し、また引き渡すことはできません。これらの行為をした場合は、警察署長が再発防止命令を行い、この命令に違反した場合は処罰されます。