わずかな手間で尊い生命を救ってくれるシートベルト。でも、シートベルトの着用率は全国的に見ても低調で、特に夜間の着用率は低い傾向にあります。このような状況の中、「シートベルトを着用していれば」と悔やまれる交通死亡事故が多く見られます。特に、18歳から24歳までの若年層が多く、「シートベルトは面倒くさい」などの理由から、若い命が失われています。ドライバーはもちろん、同乗者もかならずシートベルトを締めましょう。
シートベルトなしでは、時速7キロメートルでも身を守りきれません。
衝突時にかかる衝撃力は、時速40キロメートルで体重のほぼ30倍。それに対し、手足のカだけで受け止めきれるのは、どんなにがんばっても体重の2倍から3倍まで。体重60キログラムの人は1,800キログラム、10キログラムの子供でも300キログラムとなり、人間の力で支えることは不可能です。
SRSエアバッグは補助拘束装置であって、シートベルトと併用してはじめて効果を発揮するものです。シートベルトは、忘れずに!!。
お母さんの膝の上に抱かれた子供をよく見かけますが、大変危険ということは言うまでもありません。
10キログラムの体重の子供を抱いて、時速40キロメートルで衝突した場合、その重さは約3OOキログラムにもなるのです。とてもお母さんが支えられるものではありません。
大切な子供の命を守るためにもぜひチャイルドシートを活用して下さい。