新年の御挨拶


直方警察署長の写真

  明けましておめでとうございます。
  地域の皆様におかれましては、清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
  昨年中は、警察活動全般にわたり、深いご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。

  さて、昨年は年当初から、能登半島地震、航空機事故等が起こり、不安な幕開けでした。
  県下の治安情勢は、特殊詐欺とSNS型投資詐欺、ロマンス詐欺の発生件数、被害額が激増し、危機的な治安課題となっています。
  また、詐欺事件の他にも、SNSなどを通じて面識の無い者同士を結びつけ、広域的に強盗事件等を敢行する「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」が、治安対策上の脅威となってきています。
  次に、交通情勢ですが、県下では交通事故の発生件数、負傷者数、死亡者数は減少に転じているものの、管内は、死亡者数は増加し、その他の発生件数、負傷者数は微減で、総合的な交通対策を強化しなければならない状況です。

  それ故に、地域の皆様には、「備えあれば憂いなし」と言われるように、各種災害、事件・事故等に対しては、「日々の備え」を怠らない生活に努めて頂きたいのです。
  「日々の備え」とは、安全・安心の基本が、第一に「自助」、第二に「共助」、第三に「公助」の順であり、具体的には、
  ●自助とは~自らを助ける【自分の生命、財産等を守るため、何が災いで、どんな犯罪、手口、事象が身の回りで起り、起こる可能性を知り、どう対策し、被害を最小限度に抑止等できるかを学び、自ら行動に移すこと】
  ●共助とは~共に助ける【自助で学んだことなどを、家族、親族、地域等で情報共有するとともに、相互で防止、抑止対策等を学び、協力、助け合い、連携して行動に移すこと】
  ●公助とは~公に助ける【消防、警察等の行政、企業・関係団体は、地域の安全・安心の要の担当者として、日々最新情報を地域に提供、啓発し、それぞれの役割を地域住民のために発揮できよう備え、資機材の整備管理、訓練等を怠らず、日々起こる各種事象等に真摯に向き合い、連携し行動に移すこと】
です。
  この「三助」が上手くリンクすることで、安全・安心な地域社会が実現されるものだと考えております。
  
  本年も、管内の皆様が安全で安心して日常生活が送れるように、我々警察は日夜を問わず、署訓である「一致団結」の旗の下、積極果敢に業務に邁進して参りますので、これまで以上のご理解とご支援を賜りますことをお願い申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

 令和7年1月            

 直方警察署長 江 口 正 嘉                                           


 

お問合せ先

部署: 福岡県 直方警察署
電話番号: 0949-22-0110
   

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