偽ショッピングサイト、詐欺サイトとは、インターネットショッピング等に係る詐欺を目的としたウェブサイトを構築し、商品の注文・代金の振込を受けた上で、商品を発送しない又は偽物の商品を発送するなどの手口をいいます。
インターネットで欲しい商品を検索していると、安く販売しているショッピングサイトを発見したので商品を注文したところ、メールで代金の振込先口座を指定された。案内に従って代金を振り込んだが、到着予定日を過ぎても商品が届かない。メールで問い合わせたが返信がなく、メールアドレス以外の連絡先の表示がない。
○○ショップというネットショップに、本物とうたっているブランドバッグが出品されていたので注文して代金を振り込んだが、送られてきたのは偽物のバッグだったので届出に来た。
私の会社の住所や電話番号が、見ず知らずの通販サイトの運営会社として掲載されており、商品が届かないなどの全く身に覚えのない苦情の電話が入って困っている。
「品薄」、「本日限り」等と表示することによって、消費者心理につけ込み、商品購入を急がせることがあります。
通常では考えにくい販売価格の大幅な値引きを強調し、消費者心理につけ込み、商品購入を煽ることがあります。
銀行口座等への前払いのみ、クレジットカードのみ、代金引換のみなど、代金支払い方法が限定されていることがあります。
ウェブサイトに記載されている販売業者の住所が、虚偽であったり、無関係の住所の場合があります。
偽ショッピングサイト等にクレジットカード番号等を入力してしまった場合は、クレジットカード会社に連絡して、支払いの停止を依頼してください。
偽ショッピングサイト等にID、パスワード等を入力してしまった場合は、そのID、パスワード等を利用している全てのサービスにおいて、パスワードを変更してください。
偽ショッピングサイト等の情報(URL、トップ画面等の画像)、口座情報や振込記録等の取引情報、相手とのメール等のやり取り内容等の資料を保存してください。
偽ショッピングサイト、詐欺サイト等の被害に遭った場合は、ショッピングサイトのURL、画像等の資料等を持参して、最寄りの警察署又はサイバー相談窓口に警察へ通報・相談してください。
警察署の一覧
サイバー相談窓口
なお、事前に電話で担当者と日時や持参する資料の調整をしていただくと対応がスムーズに進みます。
ショッピングサイト等を利用する際は、購入手続前に次に掲げる点を確認し、手続中に支払方法等が明示された方法と異なり銀行振込のみになるなど不審点を感じたら、すぐさま手続を停止してください。また、官公庁や企業・病院等の名称を使用したサイトで不審点を感じたら、手続を進めることなく各関係機関等に問い合わせてください。
偽サイトや詐欺サイトが検索の上位に表示される場合や普段から利用するSNS等の広告に表示される場合もありますので、必ず確認をお願いします。
JC3(一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター)では、収集した偽ショッピングサイト情報を、インターネット利用者がウェブサイトの信ぴょう性を確認できるサービス「SAGICHECK」(https://sagicheck.jp)に提供しています。この「SAGICHECK」を利用することで、ウェブサイトの危険性について確認することができます。
詳しくは、JC3のウェブサイト(https://www.jc3.or.jp/news/2023/20230301-488.html)をご覧ください。
近年、国内の事業者等のウェブサイトが改ざん(ファイルを蔵置)され、偽サイト等への誘導に使用されてしまう事例が多発しています。
ソフトウェア等のぜい弱性を突いたり、管理者のパスワードを何らかの方法で入手したりして、事業者のウェブサーバに不正アクセスし、偽ショッピングサイトへ転送するためのファイルを蔵置することにより、検索サイトに偽のページへ転送する検索結果が表示する手口が確認されています。利用者が表示された検索結果にアクセスすると、偽ショッピングサイトへ転送されてしまいます。
次の方法を参考に、ウェブサイトが改ざんされていないか定期的に確認してください。
ウェブサイトの改ざんの被害に遭わないためには、
などの対策を講じることが重要です。詳細は、「基本的なセキュリティ対策」を確認してください。
また、次に掲げる対策を講じてください。
詳細は、「ウェブサイト改ざん対策」を確認してください。